運送業界の問題点について解説

運送業界の問題点について解説

8th 12月 2019 Off By admin

運送業界は物流の中でも最も重要な役割を担っているといっても過言ではありませ。
運送業界には様々な問題があると言われていますが、運送業界の現状はどうなっているのでしょか?
ここでは運送業界の問題点と、課題解決に向けた対策方法についてまとめてみましょう。

運送業界は人手不足の状況が続く

物流が滞ってしまうと、人々の生活には大きな支障をきたしてしまいます。
昨年の豪雨被害や、今年の台風被害などで物流、特に運送が滞ってしまうと、その地域にはものがなくなってしまい、人々はパニック状態に陥ってしまうでしょう。
それほど物流、運送というのは私たちの生活にとって欠かせないものになっています。
運送業界が抱える問題点として「人手不足」があるでしょう。
運送業者の人手不足問題はニュースにも取り上げられており、運送料の値上がりなども起きています。

なぜ運送業界は人手不足なの?!

運送業界が人手不足になる原因としては、ネットショッピングの普及に伴い、個人向けの配送が急増したことにあります。
個人向けの配送の市場規模はここ数年で15%も増加したといわれています。
楽天市場やAmazonなどのネットショッピングで買い物をする人が増え、その荷物を届けるのが運送業になります。
そのため、どうしても人手不足の状況になってしまうのです。
またネットショッピングの中には「即日配送」「翌日配送」など、配送の速さをウリにする店舗もたくさんあります。
そのため、運送業界ではなるべく早く荷物を届けなければならず、朝早くから夜遅くまで激務に追われることが多くなりました。
過酷な労働条件のため、離職率も高くなっており、慢性的な人手不足をもたらしているのです。

技術革新により人の負担を最小限に抑えよう

運送業界では技術革新が行われています。
これは、最新技術を搭載することによって、できるだけ人の力を借りずに効率的に運送を行おうとするものです。
その例として、効率的な倉庫のシステムを導入したり、商品管理をすべてデジタル化したりすることで、効率的な運送が可能になります。
従来であれば、すべて手作業で行っていた仕事を、デジタル化してしまうことで業務の負担は大きく軽減できるでしょう。

自動運転やドローン配送も検討中

商品の管理や運送手配などをデジタル化するのは予想が付きますが、実は運送業界ではトラックのドライバー問題でもAI化を進めています。
特に運送業のトラックドライバーの人手不足は深刻化の一途をたどっています。
そこで、トラックの自動運動を試みたり、ドローン配送を行ったりと様々な新しい技術を導入しようという動きがあります。

まとめ

物流業界、運送業界は今後さらに発展することが予想されています。
そのためにも、現在抱えている運送業の問題点は、解決しておかなければなりません。
国としても、改正物流総合効率化法案などの取り組みを積極的に行っています。
私たち個人が行えることとしては、できるだけ再配達の手間を省くことでしょうか。
宅配ボックスの設置などが進むことで、ドライバーの負担は軽減されるでしょう。